★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が小幅続落に転じ、日経先物が小幅安となる中、ドルと円が堅調推移した。ユーロ売り・ドル買いが進展するにつれ、ドル/円も109.70円前後でドルが下げ渋った。欧州株はほぼ全面高で、やや円売りに振れやすい地合いとなった。ただ、米株式先物は高安まちまちで、米長期金利も横ばいだったことから、ドルの上値も限定的となった。米長期金利が低下に転じたことで、再び円の買い戻しが入った。NYダウ先物が続落、日経先物も100円超安に下げ幅を広げる中、リスク回避の円買いが持続した。欧州株が全面高となる中、NYダウ先物や米長期金利の上げ下げにつれた動きとなった。米長期金利が再び上昇に転じたことを背景にドル買いが強まり、一時110.05円と前日高値の110.04円をわずかに上抜けした。しかし、一目均衡表転換線110.14円や200日移動平均線110.21円がレジスタンスとして意識されると戻る売りに押された。NYダウや米長期金利の上昇を手掛かりに円売り・ドル買いが持続した。NYダウが130ドル超上昇したほか、日経先物が持ち直したことで円売り・ドル買いが強まり、一時110.22円まで上昇したが、200日線がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となった。
米国市場では200日線がレジスタンスとして強く意識されていることが分かる結果となった。そのため、しばらくは戻り節目として意識されやすい。ただ、確り上抜けする動きとなると、ストップロスを伴ってドル買い・円売りが加速する可能性がある。
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