★イースター休暇明けの欧州市場朝方の取引では、原油先物が続伸、米長期金利も上昇基調を維持する中、ドルは堅調に推移した。欧州勢本格参入後、値幅は限定され111.85円前後で小刻みな値動きになった。下値追いの動きは失速したが、112.00円近辺での戻り売りも根強く、上下ともに動き難い地合いが継続した。材料難から全体的に小動きだったが、米企業決算の発表を受けてNYダウ先物がじり高となり、米長期金利も上昇してドル買い気味となった。
全般ドル買いが進んだ流れに沿って一時112.03円と日通し高値を付けたものの、年初来高値112.17円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。また、3月米新築販売件数や4月米リッチモンド連銀製造業景気指数はともに予想を下回った。112円台での売り圧力が再確認され、やや売りが優勢となった。クロス円の軟調が重石となり、111.75円近辺まで押し戻されたが、その後は111.80円台でこう着相場が継続した。
★欧州主要経済指標
・米・2月FHFA住宅価格指数:前月比+0.3%(予想:+0.5%、1月:+0.6%)
・米・3月新築住宅販売件数:69.2万戸(予想:64.9万戸、2月:66.2万戸←66.7万戸)
・米・4月リッチモンド連銀製造業景況指数:3(予想:10、3月:10)
・ユーロ圏・4月消費者信頼感指数速報値:-7.9(予想:-7.0、3月:-7.2)
★欧米市場のポイント
・111.75-112.03円のレンジ相場
・明確なドル買いの材料は見当たらないとの指摘
・3月米新築住宅販売件数は予想下回る
・4月米リッチモンド連銀製造業景気指数も予想下回る
・S&P500とナスダック指数は過去最高値更新
・VIX指数は12.42から12.28へ低下
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