FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 111.20円台で上値の重い展開!

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が2.64%台まで上昇していることや、欧州株が反発したことでリスク選好回復によるドル安・円安が優勢となった。ボーイング株がプレマーケットで10%安近くまで下げ、NYダウ先物が一時200ドル超下落し、日経先物も反落となったことを受け、円売り戻しは一巡した。米国が夏時間に移行したことにより、早く参入してくるNY勢の動向が注視される中、111.20円付近で底堅さを維持した。

 

米国の小売売上高が懸念ほどに悪化せず、やや市場予想を上回ったことで小幅反発となる場面もあったが、前回値が下方修正されたことで売買が交錯した。NYダウ先物が205ドル安と大幅に下落し、米長期金利が低下に転じるとドルが再軟化した。その後一時240ドル超下落したNYダウがプラス圏に浮上すると円売り・ドル買いがじわりと強まった。プラス圏に浮上したNYダウと米長期金利の上昇が下支えに底堅い展開となった。ポンド/ドル主導でドル売りが優勢になったことでドル/円の上値を重くした。

 

★欧米主要経済指標

・米・1月小売売上高:前月比+0.2%(予想:0.0%、12月:-1.6%←-1.2%)
・米・1月小売売上高(自動車除く):前月比+0.9%(予想:+0.3%、12月:-2.1%←-1.8%)
・米・12月企業在庫:前月比+0.6%(予想:+0.6%、11月:-0.1%)

 

★欧米市場のポイント

・111.02-30円のレンジ相場

・英EU離脱延期の可能性を楽観しポンド買い

・ボーイング社の最新鋭機の事故を嫌気

・米1月小売売上高は予想を上回る

・NYダウは5日続落したことで押し目買いで上昇

・VIX指数は16.05から14.33へ低下

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