FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 107.30円付近での上値の重さを意識!

 

★欧州市場序盤の取引では、株高を背景に、緩やかながらリスク選好回復によるドル安・円安の流れが持続した。なお、欧州株は続伸、NYダウ先物は97ドル高で上げ渋った。株高が一服となる中、ドルが全般的に持ち直し、107.10円付近にドルがやや反発し日中高値を更新した。欧州市場では米長期金利の上昇でややドル買いで107円台を維持した。欧州市場中盤では、NYダウ先物が140ドル高に再上昇となったことを受けリスク選好改善によるドル安・円安の動きが再開した。

 

欧米株式指数の堅調推移を手掛かりにしたリスクオンの流れが継続した。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待からNYダウが一時410ドル超上昇したことなどを背景にリスク選好の円売りが優勢となった。上昇していた米長期金利が伸び悩むとドル/円もじり安となった。NYダウが一時560ドル高となったことで、ドルは下げ止まった。9日高値107.40円や一目均衡表の転換線が位置する107.41円がレジスタンスとして意識され上値が抑えられた。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月財政収支:-8641億ドル(予想―8630億ドル、19年6月:-84.77億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は106.92-107.32円のレンジ

・ワクチン開発への期待からリスク選好

・リスク選好のユーロ買い・ドル売り優勢

・米国株は一時560ドル高も一転利益確定売りで失速

・カリフォルニア州が劇場や室内のレストランなどの営業閉鎖

・米国内のウイルスの感染状況が改善せず安全資産の米国債金利低下

・VIX指数は27.29から32.19へ上昇

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