★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物と米長期金利の上昇を背景に、円売りの動きが進行したが、106.00円に上値を抵抗され、105.85-90円でもみ合いとなった。NYダウ先物が150ドル高で上げ渋り、米長期金利も0.764%付近に上昇幅を縮小したが105.90円前後で堅調地合いとなった。欧州市場では、欧州株は高安まちまちだったが、NYダウ先物の堅調地合いでリスク選好の円売りが続いた。その後は、リスク選好から目先はドル買いの流れが一巡し、調整売りが意識された。
一時105.84円まで下押しする場面もあったが、米長期金利の上昇などを手掛かりにドル買い戻しが入ると再びドル買い戻しが入り106円台回復した。的を絞った追加財政支援策合意期待にNYダウは400ドル超高となったものの、米長期金利は0.78%から0.76%へ低下したことで106.00円を挟んだ攻防となった。米FOMC議事要旨を控えて様子見ムードが広がりもみ合いが継続した。リスク選好の円売り・ドル買いが出たものの、日通し高値106.11円を上抜けることは出来なかった。
★欧米主要経済指標
・米・8月消費者信用残高:‐72.2億ドル(予想:+140.0億ドル、7月:+146.74億ドル←+122.5億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.71-106.11円のレンジ
・英国は15日までにEUと合意見込みなければ交渉撤退を計画
・トランプ大統領が個別の財政出動に前向きでリスク選好
・一時リスク選好のドル売りが出ると105.84円まで下落
・米FOMCの議事要旨では米議会の混乱に懸念を表明
・米10年債利回りは一時0.7951%前後と4ヵ月ぶりの高値
・VIX指数は29.48から28.06へ低下
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