FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 過度なリスク回避の動きは一旦後退!

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州株が伸び悩み日経先物も100円安に続落となる中、売りに押され106.30円台にドルが再下落した。欧州時間では特にイベントが予定されておらず、全般新規材料待ちの様相となった。欧州市場ではドルの値幅は限定され、106.40円前後で小幅な値動きが続いた。中国人民銀行が外国企業に『人民元は下落し続けることはない』と発言したというウワサ出たことで、ドル買いが優勢となった。しかし、その後は次第に伸び悩むなど買いの反応も一時的となった。

 

米中貿易摩擦の激化懸念が根強い中、米国株やドル/円は神経質な値動きとなった。NYダウは伸び悩み、米長期金利も1.73%台まで上げ幅を縮小したことでドルの重石となった。その後、NYダウが持ち直すとドル/円も下値を切り上げた。NYダウが上げ幅を拡大したことで、ドル買いが優勢となるも、上値は106.62円近辺にとどまった。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月JOLT求人件数:734.8万件(予想:732.6万件、5月:738.4万件←732.3万件)

 

★欧米市場のポイント

・106.24-64円のレンジ相場

・英首相は合意なき離脱が中心シナリオと報道

・中国人民銀行が為替操作を否定

・米中通貨戦争に対する警戒感がやや後退

・米10年物国債金利は5日続伸(金利は低下)で1.70%

・米国株主要三指数は軒並み上昇

・VIX指数は24.59から20.17へ低下

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