★欧州市場序盤の取引では、レーンECB専務理事が『パンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)を通じた債券購入額は、今後着実に増加していく』との見解を示したことを受け、欧州通貨などでドル買いが入った影響から下げ渋った。米長期金利が1.64%台へ低下したものの、NYダウ先物が120ドル程度下落していることからリスク回避のドル買いも入り堅調推移した。米長期金利が1.63%台へ低下し、NYダウ先物が130ドル前後下落していることから、ドルは下げ幅を拡大した。しかし、108円台半ばの押し目買いが観測され、やや下値の堅さが意識された。NYダウ先物が下げ渋る動きとなり、リスク回避も一時後退し、米長期金利の低下一服となったことを受け、ドルはじり高を継続した。
米長期金利は一時1.6241%前後まで低下した後、1.66%台まで低下幅を縮めたことでドル買いが継続した。米経済指標は強弱まちまちの結果となった。パウエル議長とイエレン財務長官の議会証言が開始後、ドルは強含みで推移した。パウエル議長が『一部の資産価格はやや高い』が伝わると、米国株の上値が重くなり、リスク回避のドル買いが意識された。米長期金利が一時1.6136%前後まで低下したことが重石となり引けにかけじり安となった。
★欧米主要経済指標
・米・10-12月期経常収支:-1885億ドル(予想:-1880億ドル、7-9月期:-1809億ドル←-1785億ドル)
・米・3月リッチモンド連銀製造業指数:17(予想:16、2月:14)
・米・2月新築住宅販売件数:77.5万戸(予想:87万戸、1月:94.8万戸←92.3万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.37-80円のレンジ
・欧州ではウイルスの感染第3波が懸念されユーロ売り
・英国とEUの新型コロナウイルスワクチン供給を巡る対立で接種の遅延懸念
・米長期金利の動向に為替市場は振れる展開
・NY市場では米国株安に伴うリスク回避のドル買いが優勢
・VIX指数は18.88から20.30へ再上昇
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