FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 総じてドルが弱含みの展開!

 

★欧州市場序盤の取引では、ポンド売り・ドル買いの動きが再開された。ドル/円は104.53円前後でドル高の流れが持続した。なお、欧州株市場は堅調にスタートして。欧州市場では、欧州株式市場は主要指数が総じて強く、NYダウ先物もプラスを維持したが、上値の重さが目立った。欧州市場でドル/円は上げ渋り、104.40円台でのもみ合いが継続した。ユーロ/ドルのじり高で、ドル/円は下押しした。一目均衡表の雲の下限104.58円を高値に上値が抑えられ、104円半ばでこう着状態となった。

 

新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことでドル売りが進んだ流れに沿って104.20円台まで下落した。米追加経済対策協議の進展を好感し、リスク選好の円売りが優勢になった。ドル買い一巡後は押し戻されるなど強い方向感は出なかった。好調な30年債入札を受けて10年債利回りが0.94%から0.92%まで低下するとじり安となった。

 

★欧米主要経済指標

・米・11月消費者物価指数:前年比+1.2%(予想:+1.1%、10月:+1.2%)
・米・11月消費者物価コア指数:前年比+1.6%(予想:+1.5%、10月:+1.6%)
・米・11月消費者物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.1%、10月:0.0%)
・米・11月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.1%、10月:0.0%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:85.3万件(予想:72.5万件、前回:71.6万件←71.2万件)
・米・失業保険継続受給者数:575.7万人(予想:521.0万人、前回:552.7万人←552.0万人)
・米・11月財政収支:-1453億ドル(予想:-1985億ドル、19年11月:-2088.83億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は104.17-58円のレンジ

・ECB理事会では市場予想通りの追加緩和でユーロ買い

・ラガルドECB総裁は会見で『インフレ率や為替レートの動きを注視』と言及

・ジョンソン英首相が『EUと貿易協定の合意なしの準備を進めるべき』

・米新規失業保険申請件数はさえない結果となりドル売り

・VIX指数は22.27から22.52へわずかに上昇

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