★欧州市場朝方の取引では、米FOMCの結果発表を控え、ドルは全般もみ合い商状となり、ドルの値幅は限定的に留まった。米FOMC控え様子見ムードが広がる中、ドル/円に目立った動意は見られず、109.19円前後でこう着商状を維持した。米長期金利は低下、NY原油先物は59.10ドル付近で下げ渋った。欧州株式市場はほぼ全面高となり、円買いは後退した。また、米長期金利が1.76%台に低下した後は1.77%台に下げ渋りドル売りは抑制された。
米8月住宅着工、米8月建設許可件数の上振れの結果を受けるも動意薄で、FOMC待ちで様子見ムードが強かった。米短期金利の急騰に伴ってNY連銀は連日で公開市場操作(オペ)を実施したが、相場への影響は限定的だった。狭いレンジ内でほとんど動意は見られず、もみ合い相場が続いた。米FRBは市場予想通り0.25%の利下げに踏み切った。17人のメンバーの予想値は2019年末が1.875%で、年内は追加利下げを見込んでいないことが明らかになり、ドル買いに傾いた。ただ、7人が年内あと1回の利下げを予想した。FOMCの結果を受けて、トランプ大統領はFRBを批判したが反応は限定的だった。
★欧米主要経済指標
・英・8月消費者物価指数:前年比+1.7%(予想:+1.9%、7月:+2.1%)
・英・8月消費者物価コア指数:前年比+1.5%(予想:+1.8%、7月:+1.9%)
・英・8月生産者物価指数・産出:前年比+1.6%(予想:+1.7%、7月:+1.9%←+1.8%)
・英・8月生産者物価コア指数・産出:前年比+2.0%(予想:+2.0%、7月:+2.0%)
・ユーロ圏・8月消費者物価指数改定値:前年比+1.0%(予想:+1.0%、速報値:+1.0%)
・ユーロ圏・8月消費者物価コア指数改定値:前年比+0.9%(予想:+0.9%、7月:+0.9%)
・米・8月住宅着工件数:136.4万戸(予想:125.0万戸、7月:121.5万戸←119.1万戸)
・米・8月住宅建設許可件数:141.9万戸(予想:130.0万戸、7月:131.7万戸←133.6万戸)
★欧米市場のポイント
・108.09-47円のレンジ相場
・原油相場は落ち着き過度なリスク回避は後退
・全般FOMC結果とパウエル米FRBの記者会見控え様子見
・NY連銀がレポ取引を通じて750億ドルの資金供給を実施
・市場の予想通りFF金利の誘導目標を0.25%へ引き下げ
・17人のメンバーの内7人は年内にあと1回の利下げ
・FOMCの結果を受けて、トランプ大統領はFRBを批判
・VIX指数は14.44から13.95へ低下
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