★欧州市場序盤の取引では、全般にドルが伸び悩んだ。なお、欧州株は軟調に取引開始、NYダウ先物は30ドル安で推移した。欧州市場では、108.70円付近の安値圏でのもみ合いとなった。米長期金利の戻りは鈍く、ややドル売りに振れた。NYダウ先物はプラスに転じたが、欧米株価指数はまちまちで円売りは限定的となった。米長期金利が1.56%台に上昇となる中、リスク選好のドル売りは一巡した。米長期金利が引き続き高水準にあり日米金利差拡大を意識した円売りがやや優勢ながらも新規手掛かり材料に乏しくこう着感が強かった。
米2月消費者物価(CPI)コア指数が市場予想より弱めだったことことを受け、米長期金利が1.56%付近から1.53%台へ下押したほか、日銀は国債金利がより柔軟に動く方法を政策点検で検討しているとの一部報道によりドル売りが優勢になった。ドル売りの流れから日中安値を更新する動きとなったが、目先は株高を受けて買い戻しの動きが優勢になった。3時の米10年債入札を前に1.54%前後で横ばいとなり、ドル/円は方向感のない展開になった。低調な入札結果を受けて米長期kンりは1.51%から1.52%まで上昇したことで、108.50円へ強含んだ。その後は、米長期金利が弱含んだことでドル売りがやや優勢になった。
★欧米主要経済指標
・米・2月消費者物価指数:前年比+1.7%(予想:+1.7%、1月:+1.4%)
・米・2月消費者物価コア指数:前年比+1.3%(予想:+1.4%、1月:+1.4%)
・米・2月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.4%、1月:+0.3%)
・米・2月消費者物価コア指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、1月:0.0%)
・米・2月財政収支:-3109億ドル(予想:-3050億ドル、20年2月:-2352.78億ドル
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.30-86円のレンジ
・フランクフルト株式相場は3日続伸し史上最高値
・日銀は国債金利がより柔軟に動く方法を政策点検で検討報道
・米2月CPIコア指数が予想を下回るとドル売り優勢
・米10年債入札後に小幅上昇も総じて低位で落ち着いた推移
・VIX指数は25.47から22.56へ低下
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