★欧州市場朝方の取引では、欧州株やNYダウ先物が軟調に推移する中、ドルは全般に弱含みで推移した。米長期金利が2.49%台から2.50%台に持ち直し、小幅なドル買いに振れた。その後、米長期金利が節目の2.50%を再び割り込むと伸び悩む展開となった。ただ、欧州序盤の調整感から持ち直しを見せ111.45円近辺でもみ合いとなった。全般NY勢待ちの動きとなった。
対ユーロでのドル売りが頭を押さえたほか、NYダウ先物が100ドル超下落したことも嫌気された。NYダウが一時170ドル超下落したことが相場の重石となったが、売りが一巡すると米長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。欧州勢参入以後の高値を更新するも、買い一巡後は3桁安で推移するNYダウをながめながら111.40円台を中心に伸び悩んだ。米長期金利が2.51%台で高止まりしたことを受けて下げ渋った。
★欧米主要経済指標
・米・2月耐久財受注改定値:前月比-1.6%(速報値:-1.6%)
・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比-0.1%(速報値:+0.1%)
・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.1%(速報値:0.0%)
・米・2月製造業受注:前月比-0.5%(予想:-0.5%、1月:+0.1%)
★欧米市場のポイント
・111.25-53円のレンジ相場
・トルコ政局不安が意識されリラ売り優勢
・英EU離脱期限が12日に迫る中様子見ムード
・原油価格上昇で資源国通貨に対してドル安
・週明けNY勢が全般ドル売りで参入
・米長期金利上昇がドル下支え
・VIX指数は12.82から13.18へ上昇
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