★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が1.95%台まで上昇幅を拡大する中、ドル買いが先行した。米長期金利が1.95%台から1.93%台まで低下したことを受け、全体的にドル売りとなった。なお、欧州主要株価指数は堅調に推移した。一部通信社が『中国の公的ファンドが株価下落を抑制するために株式購入を行った』などと報じたことを背景に株高が進展したものの戻り売りに押されて伸び悩み、欧州株は上昇幅を縮小した。その後、米長期金利が上昇幅を縮小したことを受けて売りが先行した。欧州勢の参入直後につけた115.55円を高値に115.20円台まで上値を切り下げた。
米長期金利が再び上昇したことで、ドルの買い戻しが優勢になった。米長期金利が一時1.9686%前後と2019年11月以来の高水準を付けたことが相場の下支えとなりじり高となった。目先のレジスタンスとして意識されている1月28日高値の115.68円に接近した。NYダウが320ドル超上昇したことも支えになった。米長期金利の上昇が落ち着いたことで上値が重くなり、1月28日高値を前に伸び悩んだ。日中高値から調整の動きが意識され上値重く115.50円前後で推移した。
★欧米主要経済指標
・米・12月貿易収支:-807億ドル(予想:-830億ドル、11月:-793億ドル←-802億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は115.23-63円のレンジ
・ECBの年内利上げ観測背景にユーロ買い
・米金利先高観が強まり米長期金利は一時1.9686%前後
・米国での感染者減少で経済正常化への期待高まる
・米長期金利の上昇で利ザヤ改善期待から金融株は堅調
・VIX指数は22.86から21.44へ低下
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