★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が1.89%台に上昇となったことを受け、下げは一服となり下げ幅を縮小した。なお、欧州主要株価指数は続落して取引を開始した。欧州主要株価指数が下げ幅を縮小する中、リスク許容度が幾らか改善され、円売り戻しの動きが優勢になった。米FRBが3月に0.5ポイント利上げを実施するとの観測が急浮上する中、米長期金利が一時1.90%台を2年ぶりに示現したことを受け、114.50円前後にドルが持ち直した。米長期金利が1.888%近辺で上昇が一服すると114.52円前後でもみ合い商状となった。
米12月住宅着工件数が予想を上回ると共に米12月建設許可件数も大幅に予想を上回り米景気先行き不透明感後退にドルは底堅く推移した。米長期金利が1.84%台まで低下するにつれてドル売りが強まった。米国株の上値の重さが意識されると、114.50円台から114.20円台への安値圏に沈む展開になった。主要3指数ともに一時マイナス圏に沈むと、米長期金利も1.83%まで低下したことも重石となりドル売りが強まった。その後、良好な20年債入札を受けて米長期金利が1.82%へ低下するとドルは軟調推移となり、安値圏でもみ合いとなった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月経常収支:+236億ユーロ(10月:+181億ユーロ)
・米・12月住宅建設許可件数:187.3万戸(予想:170.3万戸、11月:171.7万戸)
・米・12月住宅着工件数:170.2万戸(予想:165.0万戸、11月:167.8万戸←167.9万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は114.19-55円のレンジ
・ジョンソン英首相が来週から全ての規制を解除することを発表
・欧州市場に入ると米10年債利回りの上昇とともにドル買い戻し
・NY時間に入ると米10年債利回りが一転低下すると戻り売り
・米10年債利回りは米20年債入札結果を受けて1.82%台まで低下
・VIX指数は22.79から23.85へ上昇
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