★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の動きに連れて21日移動平均線が位置する114.88円前後で神経質にもみ合う展開になった。なお、欧州主要株価指数は反落してスタートとした。115.00円台に上値を抵抗されると、米長期金利が1.823%近辺に上昇幅を縮小するに連れてドルが下押しした。なお、NYダウ先物が200ドル安、欧州株も下げ幅を広げ全面安で推移した。NYダウ先物が300ドル超安に下げ幅を拡大したが、米長期金利が1.83%近辺で上昇地合いを維持したことを受けドル下げ渋りとなった。NY勢の本格参入を控えて米債券が調整モード入り、債券利回りが上昇幅を縮めたことがドルの重石となった。
1月米NY連銀製造業景気指数が-0.7%と2020年5月以来の水準まで悪化したことを受けてやや押し戻される展開になった。ゴールドマン・サックスのさえない決算などを嫌気して連休明けの米国株が大きく下落して始まるとリスク回避の円買いになった。対ユーロを中心としたドル買いが支えとなり、底堅い動きになった。もっとも、クロス円の頭が抑えられていることで、上値を追いかけるような地合いにはならなかった。米長期金利が一時1.86%台まで上昇するなどドル買いを促す動きになったが、株安を嫌気した円買いも出て小幅なレンジとなった。
★欧米主要経済指標
・独・1月ZEW景気期待指数:51.7(予想:32.0、12月:29.9)
・米・1月NY連銀製造業景気指数:-0.7(予想:25.0、12月:31.9)
・米・1月NAHB住宅市場指数:83(予想:84、12月:84)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は114.45-98円のレンジ
・欧米株価指数の下落を背景にリスク回避の動き
・ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが意識された
・米FRBの金融引き締め期待から米長期金利が上昇
・VIX指数は19.19から22.79へ上昇
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