FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇でドル買い優勢!

 

★欧州市場朝方の取引では、ロンドン市場が休場で薄商いの中、昨年末のロンドン・フィキシングでドル売りが加速したことの反動調整により、ドルは全般的に底堅く推移した。なお、欧州株は堅調に取引をスタートとした。欧州勢本格参入後は全般的にドルが伸び悩んだ。なお、NYダウ先物は107ドル高で堅調に推移した。対欧州通貨などでドル売りが進んだ流れに沿って日中安値を更新した。NYダウ先物は堅調に推移したが、株高を手掛かりにした動きは限定的となった。節目の115.00円が目先のサポートとして意識されると下げ止まった。米長期金利が前営業日終値から上昇して始まったことも相場の支えとなった。

 

NY市場では、ドル/円とクロス円で全般的に円高と外貨安が優勢になった。米長期金利が1.57%台まで上昇幅を拡大したことでドル買いが散見された。その後も、米長期金利が1.60%台まで上昇したことを受けて、全般ドル買いが優勢になった。115.37円まで上値を伸ばし、オミクロン株ショックで急伸した昨年11月26日の高値に面合わせした。ただ、クロス円のさえない動きも重石に買いは続かなかった。115.30円前後で伸び悩んだが、米長期金利が1.63%台まで上昇基調を強めた動きも支えに下値の堅い動きになった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・12月マークイット製造業PMI改定値:58.0(速報値:58.0)
・独・12月マークイット製造業PMI改定値:57.4(速報値:57.9)

 

・米・12月製造業PMI改定値:57.7(予想:57.7、速報値:57.8)
・米・11月建設支出:前月比+0.4%(予想:+0.6%、10月:+0.4%←+0.2%)

 

★欧米市場イベント

・ドル/円相場は114.91-115.37円のレンジ

・米株の上昇と早期利上げ観測を背景に債券売り

・米長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢

・115.37円とオミクロンショック時の11月26日の高値

・NYダウとS&P500 種株価指数は過去最高値を更新

・VIX指数は17.22から16.60へ低下

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