FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利上昇でドル買い優勢!

 

★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が150ドル安に反落。商品先物相場も軟調に推移する中、円はやや反発した。なお、米長期金利は1.33%台に低下した。一時110.00円を割り込み、109.95円までドル売り・円買いが進行した。ただ、NYダウ先物も下げ幅を縮め、低下していた米金利も落ち着きをみせていることで110円割れは瞬間的だった。その後ドルは節目付近の押し目買いが観測され、引き続き下値は堅い展開となった。NYダウ先物が180ドル安で引き続き軟調に推移する中、対資源国通貨やポンドを中心にリスク回避によるドル高・円高地合いが持続した。ドル/円は、ドル高・円高が交錯した。

 

強引に109.95円まで下押しした後は、110円台前半でもみ合いに終始した。米長期金利が低下幅を縮小したことなどをながめ円売り・ドル買いがじわりと強まった。NYダウ90ドル高に上昇する中、リスク選好による円売りが優勢になった。米3年債入札がさえず金利上昇でドル買い優勢となった。米長期金利が1.375%近辺まで上昇したこを受け、110.40円まで上値を広げた。米10年債入札の順当な結果を受け金利の上昇が一段落するとドル買いも後退した。

 

★欧米主要経済指標

特になし

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は109.95-110.40円のレンジ

・110円割れで下値の堅さを確認すると一転買い戻しが優勢

・米10年債利回りが1.37%台まで上昇したことから円売り

・VIX指数は16.18から16.17へわずかに低下

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