★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が1.583%付近に上昇となったことを背景に、全般的にドルが底堅く推移した。欧州市場では、米長期金利が底堅く推移し、ややドル買いに振れたが、欧州株の全面安で円買いも観測された。一方、NYダウ先物はプラス圏を維持した。ユーロとポンド、スイスフランがドルと円に対して上昇した。ドル/円はドル売りに押される一方、クロス円に支えられた。その後は、様子見ムードが強まる中、108.30円前後でもみ合いが続いた。
米住宅価格指数はまちまちの展開だったが、米長期金利が1.57%から1.59%まで上昇したことでドル買いが優勢になった。4月米消費者信頼感指数が121.7と予想の112.1を上回ったことも相場の支援材料となりドル買いが継続した。米長期金利が1.60%近辺まで上げ幅を拡大したことが支えに、緩やかながら上値を試す動きが継続した。NYダウは前日終値を挟んでの小動きとなったが、米長期金利が1.62%台まで上げ幅を拡大したことで、ドルは一段と上値を伸ばした。
★欧米主要経済指標
・米・2月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+11.94%(予想:+11.8%、1月:+11.12%←+11.1%)
・米・2月FHFA住宅価格指数:前月比+0.9%(予想:+1.0%、1月:+1.0%)
・米・4月消費者信頼感指数:121.7(予想:113.0、3月:109.0←109.7)
・米・4月リッチモンド連銀製造業指数:17(予想:22、3月:17)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.19-77円のレンジ
・4月米消費者信頼感指数が1年2ヵ月ぶりの高水準を付けた
・米7年債入札については『無難』との見方
・米長期金利の上昇で円売り・ドル買い
・米長期金利上昇で高PERのハイテク株に売り
・米FOMC結果やバイデン米大統領の演説を控え様子見
・VIX指数は17.64から17.56へわずかに低下
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