FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利の動向に振れる展開!

 

★欧州市場序盤の取引では、株高が一服となり、NYダウ先物は100ドル高で上げ渋り、日経先物も100円安に反落となったが105円台半ばで推移した。なお、欧州株は全面高で取引がスタートとした。米長期金利が1.19%台に上昇幅を広げたことを受け、ドル/円を中心にドルが下支えされた。米10年債利回りは1.198%、米30年債利回りが2.0%台まで上昇したことでドルは上げ幅を拡大した。欧州市場では、具体的な材料が乏しい中、長期金利や株価も動意は薄く積極的に動きづらく105.60円付近で上値の重さが意識された。

 

米長期金利が上昇幅を縮小する動きを眺めながら、ドルが伸び悩んだ。NYダウが195ドル高と大幅高となる中、安全逃避通貨であるドルの売りが優勢となった。米10年債利回りが上昇幅を縮めたことを手掛かりに円買い・ドル売りが優勢になった。NY勢が参入した後はドル売りが活発化した。その後、クリーブランド連銀のメスター総裁が、FRBは長期にわたり金融緩和を維持する方針を再表明すると、米長期金利が1.19%から1.15%まで低下するとドル売りが優勢になった。ただ、105円手前から104円後半に観測されるドル買いオーダーを攻める勢いもなく、105.20円付近で小幅な上下の動きになった。

 

★欧米主要経済指標

特になし

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は105.11-67円のレンジ相場

・ビットコインが史上最高値を更新

・ドラギ前ECB総裁が組閣に向けて各政党との協議まとまる

・前週末の高値105.77円がレジスタンスとして意識され失速

・米長期金利が低下に転じたことが相場の重石

・ロンドン・フィキシングにかけてユーロ売り

・VIX指数は20.87から21.24へ上昇

 

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