★欧州市場朝方の取引では、ドル/円の下落は一服となったが、戻りは鈍く113.75-80円付近でもみ合いとなった。なお、欧州主要株価指数は全面安でスタートした。米長期金利が1.763%近辺に上昇となったことを受け、ドルは下げ渋った。なお、NYダウ先物は70ドル高で上げ渋り、日経先物は30円高に小幅反発した。米長期金利が1.74%台へ上昇していることで、ドルはじり高に推移した。欧州市場中盤の取引では、節目の114円をバックにした戻り売り意欲も強いことから、ドル買いは一服した。
NYダウ先物がドル下落、独DAXが1.2%前後下げるなど欧米株安を手掛かりにリスク回避の円高が進行した。米国の小売売上高や輸入物価が市場予想を下回ったことで、ドルが再下落した。米国株が下落して始まると、リスク回避のドル買いが優勢となり、下げ幅を縮めた。高止まりする米国の中長期債り利回りを眺めてドル買い戻しが強まり、それに歩調を合わせてドルは下値を切り上げた。米長期金地は1.766%まで上昇し、米金利先物市場では年内の4回の利上げ確率が一段と上昇した。米長期金利は一時1.77%台前半まで上昇を支えに114円台を回復した。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月貿易収支:-15億ユーロ(10月:+36億ユーロ)
・米・12月小売売上高:前月比-1.9%(予想:-0.1%、11月:+0.2%←+0.3%)
・米・12月小売売上高(自動車除く):前月比-2.3%(予想:+0.1%、11月:+0.1%←+0.3%)
・米・12月輸入物価指数:前月比-0.2%(予想:+0.2%、11月:+0.7%)
・米・12月鉱工業生産:前月比-0.1%(予想:+0.2%、11月:+0.7%←+0.5%)
・米・12月設備稼働率:76.5%(予想:77.0%、11月:76.6%←76.8%)
・米・11月企業在庫:前月比+1.3%(予想:+1.3%、10月:1.3%←+1.2%)
・米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:68.8(予想:70.0、12月:70.6)
・米・1月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:4.9%(予想4.8%、12月:4.8%)
・米・1月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:3.1%(12月:2.9%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.45-114.24円のレンジ
・11月英GDPが予想を上回るとポンド買い強まる
・12月米小売売上高が予想を大幅に下回るとドル売り
・米金融政策の正常化が前倒しされるとの見方は根強い
・低調な米小売指標を受けNYダウは一時440ドル超下落
・VIX指数は20.31から19.19へ低下
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