★欧州市場朝方の取引では、『イタリア政府は2019年財政赤字目標を対GDPで2.4%から2.0-2.1%に引き下げることを検討』と伝わると、ユーロ絡みの取引が中心となる中、113.20円台で方向感が出なかった。なお、欧州株はイタリア株を中心に全面高で取引を開始した。欧州株は全面高で推移、NYダウ先物が大幅反発となる中。リスク選好回復を受けたドル安、円安が進行した。ドル/円は、113.27円前後でもみ合い推移した。米長期金利が3.06%付近で伸び悩むとドル売りが優勢となった。その後は、欧州序盤の変動から停滞地合いとなり、113.20円でこう着した。感謝祭で実質的に連休状態だった米国勢の参入待ちで113.20円でのもみ合いが続いた。
米長期金利の上昇やNYダウが380ドル超上昇したことも相場の支援材料となり、円売り・ドル買いが優勢となった。米国株高や米長期金利の上昇を背景としたドルの買いが継続した。また、原油価格の大幅反発を受けて投資家心理の改善もドルを支えた。米国株と米長期金利の上昇が一段落したこともあり、上げも一服したが、高値圏の113円半ばで底堅く推移した。
★欧州主要経済指標
・独・11月IFO企業景況感指数:102.00(予想:102.3、10月:102.9←102.8)
・英・10月銀行協会住宅ローン承認件数:39697件(予想:38150件、9月:38712件←38505件)
・米・10月シカゴ連銀全米活動指数:0.24(予想0.18、9月:0.14←0.17)
・米・11月ダラス連銀製造業活動:17.6(予想24.5、10月29.4)
★欧米市場のポイント
・113.15-65円のレンジ相場
・ドラギECB総裁が景気に慎重な見通しを示す
・伊政府が財政赤字目標の引き下げを検討
・英議会で過半数の賛成を得られるか依然不透明
・ロシアによるウクライナ艦船拿捕
・米国の年末商戦が好調との期待
・VIX指数は21.52から18.90へ大幅低下
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