★欧州市場朝方の取引では、中国外務省報道官が『トランプ米大統領と習近平・中国国家主席との間で貿易に関し、相互に利益のある条件で合意に達している』との見解を示すと、投資家のリスク志向改善を意識した買いが広がった。もっとも、米中貿易摩擦の緩和を手掛かりにした買いの勢いは続かず、再び113円台半ばまで押し戻された。 欧州株が持ち直し、日経先物も90円高に再上昇となったことを背景に、ドル/円は底堅い展開となった。欧州株が伸び悩み、日経先物も上げ幅を縮小するにつれ、小幅軟化する展開となった。その後は手掛かり材料を欠いたものの、底堅い動きが継続した。NY勢参入待ちの様相となった。
『トランプ米大統領は早ければ来週にも自動車関税を発動する可能性がある』との独誌報道をきっかけにユーロ売り・ドル買いが強まり、円に対してもドル高が進行した。220ドル超下げたNYダウは下げ幅を縮小し、米長期金利も上昇に転じたことでドル買いが優勢となった。その後、ドル買い・ユーロ売りが一服する中、米長期金利が3.04%台に低下し、前日比マイナス圏に沈んだことが重石となり、ドルは押し戻される展開となった。その後は、米国株が底堅い展開となったことで、ドル/円も高値圏でもみ合いとなった。
★欧米主要経済指標
・米・11月消費者信頼感指数:135.7(予想:135.7、10月:137.9)
・米・9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+5.15%(予想:+5.20%、8月:+5.53%←+5.49%)
・米・9月FHFA住宅価格指数:前月比+0.2%(予想:+0.4%、8:+0.4%←+0.3%)
★欧米市場のポイント
・113.46-84円のレンジ相場
・英離脱案は米英貿易協定の障害の可能性
・来週にも自動車関税を発動するとの報道
・クドローNEC委員長発言でリスク回避後退
・クラリダ米FRB副議長発言内容はややタカ派
・VIX指数は18.90から19.02へ上昇
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