★欧州市場の朝方の取引では、欧州株が全面安で取引を開始、日経先物も60円安に続落する中、リスク回避を受けた円買い戻しが優勢となった。欧州株が軟調地合いに振れる中、日銀による緩和的政策継続を受けた円売りは弱まった。一方で、NYダウ先物はまちまちで、米長期金利は前日比横ばい推移でドル/円はもみ合い商状となった。その後、欧州株が持ち直し、日経先物も20円高に反発したこともあり、ドルが底堅く推移した。新規材料不足の中で、欧州序盤はリスク回避の円買いがやや優勢になるも大きな動きには至らなかった。全般欧州勢参入後は次第に方向感が乏しくなり、109.60円台でのもみ合いが継続した。
NY勢はドル買い先行となり、ストップロス絡みの買いが持ち込まれ堅調推移となった。米長期金利や米国株の上昇を手掛かりに円売り・ドル買いが継続した。なお、米11月住宅価格指数は予想を上回ったものの、米1月リッチモンド連銀製造業景気指数は予想を下回った。一時大きく上昇していた米国株式市場が主要株式3指数ともにマイナスになったことでドル売りが優勢となった。その後、NYダウがプラス圏に再び戻ると緩やかに109.60円前後まで戻す展開となった。
★欧米主要経済指標
・米・11月FHFA住宅価格指数:前月比+0.4%(予想:+0.3%、10月:+0.4%←+0.3%)
・米・1月リッチモンド連銀製造業指数:-2(予想:-2、12月:-8)
・カナダ・11月小売売上高:前月比-0.9%(予想:-0.6%、10月:+0.2%←+0.3%)
・ユーロ圏・1月消費者信頼感指数速報値:-7.9(予想:-6.5、12月:-8.3←-6.2)
★欧米市場のポイント
・109.39-110.00円のレンジ相場
・英国の合意なき離脱は避けられるとの期待高まる
・米主要企業の好決算を受けて買いが先行
・長引く政府機関の一部閉鎖が相場の重石
・VIX指数は20.80から19.52へ低下
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