★欧州市場朝方の取引では、北朝鮮が飛翔体を発射、との報道を受けて円買いがやや強まった。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。中国政府による対米報復への警戒感、北朝鮮による弾道ミサイルの発射、月末のポートフォリオバランスによるドル売り警戒が上値を抑えた。感謝祭で米国市場が休場となって、次第に動意が乏しくなって小動きの展開となった。欧州市場では、新規手掛かり材料難にも米長期金利の上昇につれて買い優勢となった。対欧州通貨などでドル高が進んだことに伴い、ドルはじり高を継続した。
欧州市場でのドル買い優位の動きから一転し、様子見機運が強くなりこう着地合いとなった。欧州株やNYダウ先物の下げ渋りなどをながめ円売りがじわりと強まった。トランプ大統領は香港人権法案に署名したものの、中国への配慮も同時に示しているため最悪の事態は避けられるという見方もあり、リスク回避一辺倒にはならなかった。米国が感謝祭の祝日で市場参加者が少なく、狭い値幅での取引が続いた。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月業況判断指数:-0.23(予想:-0.14、10月:-0.20)
・ユーロ圏・11月鉱工業信頼感指数:-9.2(予想:-9.1、10月:-9.5)
★欧米市場のポイント
・ドル/円は109.36-54円のレンジ相場
・北朝鮮が日本海に向けミサイルを発射したとの報道でリスク回避
・英国の合意ある離脱の実現期待からポンド買い
・米大統領が署名したことで米中貿易合意への期待が後退
・感謝祭の祝日で米国市場が休場となり取引は閑散
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