FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米中関係改善期待でドル急伸!

 

★欧米市場朝方の取引では、109.50円に観測されているまとまった売りオーダーを前に戻りを売りたい向きも多く上値が重くなった。なお、欧州株は全面高で取引を開始した。米長期金利が株高に支えられて上昇地合いを維持したことを背景に109.50円の売りオーダーをこなし、ストップロスを巻き込み上昇した。ただ、米長期金利の上昇が一服したこともあり、109.30円台まで戻り売りが強まった。しかし、NYダウ先物が150ドル超高まで上げ幅を広げたほか、米長期金利が再び2.77%台まで上昇したことでドルの買い戻しが入った。ただ、本日高値の109.60円をバックにした戻り売りに押された。

 

米12月鉱工業生産が市場予想を上回ると、再びドル買いが優勢となった。しかし、米1月消費者態度指数が予想を下回ったこともあり上値は限定的だった。中国は米国との貿易不均衡を解消するための道筋を示したという関係者の話が報じられるとドル買いが優勢となった。NYダウが300ドル超高となるとドル買いは継続された。ただ、心理的な節目である110.00円を前にドル買いは一服となった。

 

★欧米主要経済指標

・英・12月小売売上高(自動車燃料含む):前月比-0.9%(予想:-0.8%、11月:+1.3%←+1.4%)

・米・12月鉱工業生産:前月比+0.3%(予想:+0.2%、11月:+0.4%←+0.6%)
・米・12月設備稼働率:78.7%(予想:78.5%、11月:78.6%←78.5%)
・米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:90.7(予想:96.8、12月:98.3)
・米・1月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:+2.7%(12月:2.7%)
・米・1月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:+2.6%(12月:2.5%)

 

★欧米イベント

・109.33-89円のレンジ相場

・NY勢が本格参入するとドル買い・欧州通貨売り

・米中関係の改善期待でリスク選好の動き

・米経済指標は強弱まちまち

・米政権『大規模インフラ整備計画を協議』

・VIX指数は18.06から17.80へ低下

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