★欧州市場朝方の取引では、ポンド全面高が進展する一方、株高観測を背景に円は全面安で推移した。なお、欧州株は高安まちまちで取引を開始した。欧州勢が本格参入し、米長期金利が1.85%台まで上昇幅を広げるとつれる形でドル/円はじり高となった。109円付近で売り買いが交錯し、方向感の乏しい展開となった。リスク選好的なムードが広がり、ドルと円が売られやすい展開だった。また、欧州株安は特に嫌気されず、米長期金利は下げ渋り、リスク回避の取引にはならなかった。
CNBCの報道で『北京政府は対米貿易交渉に関して悲観的なムードに覆われている』を受けてリスク回避の円買いが強まった。日米株価指数の失速とともにリスク回避的な円買い・ドル売りが続いた。トランプ米大統領とパウエルFRB議長が会談し、マイナス金利やドルについて協議したことも材料視され一段と下げ幅を広げた。その後、NYダウが先週末終値を挟んでの小動きにとどまり、米長期金利が1.80%台に低下幅を縮小したことで下げが一服するも、108.60円近辺で戻りの鈍い動きとなった。ドルの押し目買いが意識されて小幅に持ち直す展開となった。
★欧米主要経済指標
・米・11月NAHB住宅市場指数:70(予想:71、10月:71)
・米・9月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+495億ドル(8月:ネット長期有価証券-412億ドル←-411億ドル)
・米・9月対米証券投資全体:-376億ドル(8月:+419億ドル←+705億ドル)
★欧米市場のポイント
・108.48-109.07円のレンジ相場
・英保守党が勝利し、円滑な離脱実現思惑からポンド買い
・米中貿易協議めぐり中国側のムードは悲観的報道
・トランプ米大統領とパウエル米FRB議長が金融政策で協議
・米主要株価3指数は史上最高値を連日更新
・VIX指数は12.05から12.46へ上昇
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