★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の低下と共にドル売りが強まった。市場では『本邦輸出企業が108.30円に売りを置き始めた』との指摘があり上値の重さが意識された。米長期金利が持ち直す中、日経先物も40円高に続伸し107.90円付近に小幅持ち直した。日経先物とNYダウ先物が堅調に推移していることを背景にドルは底堅く推移した。欧州中盤の取引では、手掛かり材料難の中、ドルは前日終値近辺でもみ合いとなった。
対欧州通貨でのドル高に下値を支えられていたが、NY勢の参入に伴って米長期金利が低下したため、108円台定着とはならなかった。米国株や日経先物の上昇に伴うドル買いが入り一時108.02円付近まで上げたものの、米長期金利が低下したことで上値の重い展開となった。中国派遣団がモンタナ農家への訪問を中止したとの報道で、米中貿易協議の進展が後退し、小高く推移していたNYダウが失速し、100ドル超下落したことが相場の重石となった。NYダウが160ドル超下落し、日経先物も下げに転じたほか、米長期金利が一時1.71%台まで低下したことで、リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・9月消費者信頼感指数速報値:‐6.5(予想:-7.0、8月:-7.1)
★欧米市場のポイント
・107.49-108.02円のレンジ相場
・英国とEUとの意見の隔たりが依然大きくポンドの失望売り
・独首相が『ドイツは均衡予算を堅持する』と述べるとユーロ売り
・中国代表団は米農家視察をキャンセルでリスク回避の円買い
・米国10年債金利が一時1.71%台まで低下
・VIX指数は14.05から15.32へ上昇
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