★欧州市場序盤では、先週末NY市場からのドル全面安の流れが持続も値幅は限定され、106.46円前後にドルが小幅続落した。なお、NYダウ先物は60ドル高、米長期金利は0.688%付近で推移した。米長期金利が0.696%付近に持ち直したことにドルが下支えとなった。米長期金利が0.70%に持ち直したが、ドル安基調が維持され、106.30円付近へ続落した。ただ、欧州序盤にかけてこそドル売りが目立ったが、一巡後は全般ドル買い戻しの展開となった。
8月米NY連銀製造業景況指数が予想を下回り、米長期金利が0.67%台まで低下したことにドル売りで反応した。欧州時間に入ってからの頭の重さをNY勢参入し始めても継続した。米国政府が中国でファーウェイへの制裁強化、輸出禁止対象に38の関連会社追加を発表するなど米中対立への懸念がくすぶりリスク回避の動きとなった。米長期金利が0.6703%前後まで低下したことなどをながめ円買いが継続した。さらに、米長期金利が0.66%台まで低下幅を拡大したことが重石となった。その後、ドルの下げは一服したが、全般ドルの上値の重い展開が継続した。NY時間午後に入ると、106.00円を挟んだ狭いレンジで小動きに終始した。
★欧米主要経済指標
・米・8月NAHB住宅市場指数:78(予想:74、7月:72)
・米・8月NY連銀製造業景気指数:3.7(予想:15、7月:17.2)
・米・6月対米証券投資収支(短期債券除く):+1130億ドル(5月:ネット長期有価証券+1181億ドル←+1270億ドル)
・米・6月対米証券投資全体:-679億ドル(5月:-159億ドル←-45億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.91-106.53円のレンジ
・8月米NY連銀製造業景気指数が大幅に予想を下回る
・米景気の先行きへの懸念が再燃しドル売りが優勢
・米中対立を巡る警戒感が改めて意識された
・VIX指数は22.05から21.34へ低下
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