★欧州市場序盤の取引では、アジア市場の流れを引き継ぎ、株高を受けたリスク選好のドル安の流れが持続した。なお、NYダウ先物は160ドル高、欧州株も全面高で取引開始した。日経先物が90ドル高に続伸となる中、対ポンドを中心に全般的なドル売りに動きが進展したことに連れ、ドルが再下落した。欧米株高の持続も、米長期金利が0.945%付近に上昇となったことを背景に、リスク選好によるドル売りの動きは一巡した。手掛かり材料難から様子見ムードが強まり、方向感の見えにくい展開となった。NY勢の本格参入待ちで動意を欠く展開となった。
欧米株高の上昇を背景にリスク選好のドル売りが強まると、日通し安値を更新した。ナスダックがマイナス圏で推移し、NYダウも上げ幅を急速に縮める中、ドル買い戻しの動きとなった。ユーロ/円に連れ安となり103.40円へ下落した。共和党上院は、下院で可決したコロナ救済策の現金支給を2000ドルに引き上げる案を阻止した。結果に失望し、株式相場は下落、米長期金利も低下し、リスク回避の円買いとなった。米国株が失速するとドル売りの勢いは後退した。
★欧米主要経済指標
・米・10月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+7.95%(予想:+6.95%、9月:+6.64%←+6.57%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は103.42-75円のレンジ
・EU加盟の各国政府は英国との通商協定を正式に承認
・トルコと英国が自由貿易協定(FTA)を締結でリラ買い
・ロンドンフィキシングに絡んだドル買いフロー観測
・米上院では現金給付額2000ドルの上院採決の試みを阻止
・VIX指数は21.70から23.08へ上昇
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