FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 欧米株高に伴うリスク選好の円売り!

 

★欧州市場朝方の取引では、ロンドン市場がクリスマスの振替休日のため、閑散取引の中、小動きながら114.50円前後でドル高・円安基調が持続した。なお、欧州株は軟調に取引をスタートとした。アジア時間からのドル/円の買いトレンドが続き、NYダウ先物や米長期金利が動きは鈍かったが、円売り意欲は根強かった。年末に向けた本邦輸入企業など実需からのドル買い需要に支えられてドルが上値を伸ばした。欧州株やNYダウ先物が小幅プラス圏に持ち直したことで下押しは限定的だった。

 

NY勢の本格参入を控え、欧州序盤からの地合いの強さが継続した。米長期金利が1.49%台で推移するのを眺めながら、ドル/円は地合いの強さが継続した。米国株の上昇に伴う円売り・ドル買いが出たものの、米長期金利が低下に転じたこともあって上値は限定的だった。クリスマス明けのNY時間のフィキシングにかけてドルが戻りを試す展開になった。欧米株高や原油急反発を受けて円売りが優勢になり、高値圏で底堅い展開が継続した。狭いレンジでの動きとなり、方向感の見えにくい展開になった。

 

★欧米主要経済指標

・米・12月ダラス連銀製造業活動指数:8.1(予想:13.5、11月:11.8)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は114.44-91円のレンジ

・英国市場が休場だったうえ新規材料難から様子見ムード

・手掛かり材料に乏しいなか欧米株高に伴うリスク選好の円売り

・一時114.91円と11月26日以来約1ヵ月ぶりの高値

・VIX指数は17.96から17.68へ低下

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ