★欧州市場序盤の取引では、ポンド相場主導の展開となり、ポンド全面安の流れが続いた。なお、欧州主要株価指数は英FTSE100以外は軟調に推移した。NYダウ先物が88ドル高に上昇幅を一段と縮小、日経先物も100円安に反落となったが、反応は薄く106.20円台でもみ合い商状となった。株安・原油安を背景に、リスク回避にドルが支援され全般的なドル高を受け小幅上昇した。ドル買い一巡後は株安を背景にした売りに押される展開となった。
欧州株や日米株式指数先物が下げ幅を広げたことや、106円割れの短期勢のストップロスを巻き込み円買いが優勢となった。NY市場ではリスク回避の円買いが強まり、105.90円付近まで下落した。米国株が大幅続落して寄り付いたことで、リスク回避のドル買い・円買いが優勢で106円前後で上値の重い展開となった。NYダウが一時630ドル超下落し、ナスダック総合が3.8%超下落するとリスク回避のドル買いと円買いが入ったため、ドル/円自体は方向感を欠く展開となった。米3年債の入札結果が低調となったことを受け、米長期金利が0.66%から0.68%まで上昇するとドル買い戻しが入った。欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル買いが進むとドル/円にも買い戻しが入り下げ渋る展開となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・4-6月期GDP改定値:前年比-14.7%(予想:-15.0%、速報値:-15.0%)
・南ア・4-6月期GDP:前年比-17.1%(予想:-16.0%、1-3月期:-0.1%)
・南ア・4-6月期GDP:前期比年率-51.0%(予想:-47.2%、1-3月期:-2.0%)
・米・7月消費者信用残高:+122.5億ドル(予想:+130億ドル、6月:+113.94億ドル←+89.48億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.79-106.38円のレンジ
・英国とEUの交渉が難航していることでポンド売り優勢
・10日のECB定例理事会を控え様子見姿勢も広がった
・NYダウが一時600ドル超下落しナスダック総合が4.2%超安
・VIX指数は30.75から31.46へ上昇
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