FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 欧米株安でも狭いレンジ内で推移!

 

★欧米市場朝方の取引では、欧州株が全面安となる中、リスク回避によるドル高・円高の流れが継続した。NYダウ先物が米長期金利も低下気味だったことで、ややドル売り・円買いが観測された。一方、独連立政権内での移民政策を巡る対立への過度の懸念後退からユーロの買戻しにつながった。欧州株とNYダウ先物は軟調地合いとなったが、米長期金利が反発したことで、ややドル買いが強まった。ユーロ絡みの取引が中心となり110.55円近辺でのもみ合いとなった。米長期金利が2.90%台に低下したことでドル売り・円買いが優勢となった。新規材料に乏しい中、110円台半ばでもみ合いが続いた。NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状況となった。米6月NAHB住宅市場指数は下振れで、ドル売り気配となったが、NY市場入り後もこう着推移となり、方向感が出ない状況となった。週明けとあって引き続き様子見ムードが強く、110.45円前後での小動きとなった。その後も、新規材料の中、NY時間午後に入り次第に値動きが細った。

 

欧米市場では、欧米株式市場が全面安となったものの、過度なリスク回避の円買いにつながらず約0.2円内での狭いレンジ相場となった。NY市場では高値・安値を切り上げる戻り基調で引けた。新規材料待ちの予想となっている。

なお、本日より新たに就任したウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は『経済成長や雇用は強く、インフレは目標に近い』と述べたほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁は『今年は3回の利上げを望んでいる』などと語ったが、相場への影響は限られた。

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