FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 欧州で売られNYで買い戻しの展開!

 

★欧州市場朝方の取引では、トルコリラの反発を受け、リスク許容度が改善され、前日の反動からドルと円が軟調に推移した。欧州株が伸び悩み、日経先物も小幅反落する中、リスク選好回復による円売りは後退した。

欧州市場序盤に111.15円近辺まで上昇も、トルコ市場の落ち着きから堅調な動きを見せていたが、高値圏からは売り注文が継続的に持ち込まれ、ポジション調整の動きとなった。

 

NY市場に入り、クロス円売りを背景に、110.80円前後へ下落する動きとなった。米7月輸入物価の結果には反応薄だった。ユーロ/円などの下落につれたドル売りが出て下げたものの、下押しは限定的だった。米国株が底堅く推移したことなどが相場を支えた。

 

トルコ危機懸念が一段落し、NYダウが100ドル超上昇したほか、米長期金利が上昇したことを受けドル買いが再燃した。トルコ向け融資が欧州金融機関の財務・経営を圧迫するとの懸念でユーロ/ドルの下落をきっかけに円売り・ドル買いが優勢となった。米国株の堅調な動きや米長期金利の上昇も、ドル/円を下支えした。

 

★欧米市場のポイント

 ・110.74-111.31円のレンジ相場

 ・欧州市場ではポジション調整の円買い

 ・NY市場ではトルコ危機懸念一服でドル買い

 ・トルコ融資懸念で全般ユーロ売り

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ