★欧州市場朝方の取引では、欧州株が底堅く推移する中、リスク許容度が改善されドル売り戻しが優勢となった。ドル/円は前週末比横ばいの111.00円前後で小動きとなった。NYダウ先物が90ドル超、日経先物が小幅高となるなど日米株価先物の上昇を支えにじわりとドル買いが優勢になった。
先週末にトリア伊財務相が財政規律順守に向けて前向きな見解をしたことでイタリア株式・債券相場に資金を戻す動きが広がっていることがユーロ買いにつながったほか、ポンドドルの急伸につれた買いが入った。なお、バルニエ欧州連合(EU)首席交渉官が『6-8週間以内のブレグジット合意が現実的』と発言したことでポンド/円は急速に上値を伸ばした。クロス円の上昇を受けて111.17円と本日高値をわずかながら更新した。
ポンド/円の上昇をきっかけに円売り・ドル買いが強まった。しかし、前週末高値111.25円が目先レジスタンスとして意識されるとやや上値を切り下げた。米長期金利が小幅高に低下したことも重石となった。その後高寄りしたNYダウがマイナス圏に沈みドル/円の上値を抑えた。スイスフラン売りが継続され、ドル/円もつれ高となり、111.20円近辺まで上昇したが、引けにかけてはじり安の展開となった。
★欧米市場のポイント
・110.96-111.24円のレンジ相場
・イタリアと英国報道でリスク回避の動きが後退
・全般ドル/円は狭いレンジ内での取引
・重要経済指標発表なく手掛かり材料不足
・NY時間引けにかけてじり安
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