FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 月末絡みの値動きの激しい展開!

 

★欧州市場序盤の取引では、日経先物が90円高に反発となったことを背景に、104.10円前後と先週末終値水準を回復した。なお、欧州株は反発して取引を開始した。日経先物が160円高に反発、NYダウ先物も160ドル安に下げ幅を縮小する中、ドル安・円安が一段と進展した。前週からのドル売りが巻き戻され、ドルが主要通貨に対して上昇した。急ピッチで値を上げた反動から押し戻される展開となった。月末絡みのフローも意識される中、やや荒い値動きとなった。

 

モデルナは新たな分析結果を受けてコロナワクチンの開発進展期待などで、ドルの買い戻しと円の売り戻しが支援された。財務長官にイエレンFRB前議長を起用すると発表した一方で、NYダウは月末調整などで253ドル安となり、リスク回避のドルの買い戻しがやや優勢となった。月末ロンドフィキシングに向けてドルの買い戻しが優勢となった。ただ、一目均衡表の基準線104.39円目先のレジスタンスとして意識され、104.39円を頭に伸び悩むと、押し戻される展開となった。

 

★欧米主要経済指標

・英・10月住宅ローン承認件数(中銀):9.75万件(予想:8.40万件、9月:9.15万件)

・独・11月消費者物価指数速報値:前年比-0.3%(予想:-0.2%、10月:-0.2%)

 

・米・10月中古住宅販売成約指数:前月比‐1.1%(予想:+1.0%、9月:-2.0%←-2.2%
・米・11月シカゴ購買部協会景気指数:58.2(予想:59.0、10月:61.1)
・米・11月ダラス連銀製造業活動指数:12.0(予想:14.3、10月:19.8)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は103.90-104.39円のレンジ

・コロナウイルスのワクチン開発進展

・月末ロンドンフィキシングに絡んだユーロ売り

・基準線が位置する104.43円がレジスタンス

・イエレン前FRBを米財務長官に起用すると発表

・月末絡みで値動きの激しい展開

・VIX指数は20.84から20.57へ低下

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