★欧州市場朝方の取引では、先週末のリスク選好によるドル安地合いが持続した。なお、欧州株は概ね堅調に推移した。年初来高値112.14円前後に上値を抵抗されると全般的にドル安地合いに連れ、ドルがやや下押しとなったが、米長期金利が先週末を維持する中、下げ幅は限定的だった。欧州中盤の取引では、リスク選好のドル安地合いを維持した。欧州関連の経済指標の発表などがなく、材料難で全体的に小動きとなった。
米4月NY連銀製造業景況指数の発表を受けて、初期反応は小幅高の展開となった。NYダウ先物が2ドル安と小幅な調整下落となったほか、米長期金利も上げ渋りとなり、リスク選好の円安は一服した。一時112.08円付近まで買われ、東京時間に付けた日通し高値112.10円に迫ったものの、その後は上値の重さが目立った。日米通商交渉が行われていることで、米国の為替条項の要求など、今後のドル/円相場に影響を与える要素も強く、大きくリスクを傾ける動きにはならなかった。
★欧米主要経済指標
・米・4月NY連銀製造業景気指数:10.1(予想:8.0、3月:3.7)
・米・2月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+519億ドル(1月:ネット長期有価証券-72億ドル)
・米・2月対米証券投資全体:-216億ドル(1月:-1437億ドル)
★欧米市場のポイント
・111.88-112.08円のレンジ相場
・英議会休会中で離脱問題報道も少なく小動き
・1月トルコ失業率が14.7%と約10年ぶりの水準に悪化
・OPECとロシアの増産観測から原油の上値抑える
・日米通商交渉開始で様子見ムード強く小動き
・ゴールドマン・サックスの決算がNYダウの下げ要因
・米国株の下落を受けて米長期金利低下
・VIX指数は12.01から12.32へ上昇
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