FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 方向感欠く行って来い相場!

 

★欧州市場朝方の取引では、先週末NY市場で強まったドル売りの流れが一服した。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。欧州勢参入後、全般的なドル買い戻しの流れに沿って持ち直す場面が見られたが、欧州株が全面安、NYダウ先物も100ドル超安で推移する中、戻り売りに押される展開となった。ただ、109円前半での底堅さが観測された後は、ドル買い戻しの展開となった。米建設機械大手キャタピラーの決算が失望となり、リスク回避の動きが優勢になった。

 

先週末のFRBが金融の正常化のペースを鈍化させることを検討しているとの報道を背景としたドルの軟調な動きが続く中、NYダウ先物が200ドル超安まで拡大したことでドル売りが優勢となった。米国株が大幅に下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢となった。米長期金利の低下もドル売りを誘った。米1月ダラス連銀製造業活動指数が予想外のプラスとなり一旦下げ止まる展開となった。その後は、再びドル売りが再燃したが、109.00円から本邦実需勢のドル買いが観測されたことから徐々に下値を切り上げた。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・12月マネーサプライM3:前年比+4.1%(予想:+3.8%、11月:+3.7%)

・米・12月シカゴ連銀全米活動指数:0.27(11月:0.21←0.22)
・米・1月ダラス連銀製造業活動指数:1.0(予想:-2.1、12月:-5.1)

 

★欧米市場のポイント

・109.13-52円のレンジ相場

・英国の修正案の議会採決を控えポンド売りが先行

・今週はイベントが多く方向感が出にくい展開

・キャタピラーの決算結果に失望

・NYダウが一時410ドルを超える

・VIX指数は19.54から19.99へ上昇

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