★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物や日経先物が堅調に推移したことを背景に、リスク選好回復による円安の流れが持続した。なお、欧州株は小幅反発して取引を開始した。欧州時間ではドル/円を動かす材料に不足していたこともあり、レンジもわずかで動意薄の状態が続いた。NYダウが小幅高で、米長期金利が2.43%台に上昇し、ユーロ/ドルが安値圏に軟化したことでドル買いが優勢となった。欧州株がほぼ全面高でNYダウ先物も上昇幅を拡大したことで、ポンド/円の反発を受けて円売りが優勢となった。株高や米長期金利上昇を手掛かりにした買いが継続した。
米2月の住宅指標や米1月住宅価格指数がいずれも予想を下回ったが、相場の反応は限定的だった。ただ、米3月消費者信頼感指数が予想を下回ったことでドルは伸び悩んだ。米国株や米長期金利の上昇幅縮小に連動してドルがじり安となった。米下院司法委員会が、司法省にトランプ大統領に関するFBIの全記録提出を求めたとの報道が伝わり、市場は警戒感をやや高めた。ドルインデックス指数が浄書したことを支えにドルの下値は限定的となった。
★欧米主要経済指標
・英・2月銀行協会住宅ローン承認件数:35299件(予想:39800件、1月:39555件←40634
・米・2月住宅着工件数:116.2万戸(予想:121.0万戸、1月:127.3万戸←123.0万戸)
・米・2月住宅建設許可件数:129.6万戸(予想:130.5万戸、1月:131.7万戸)
・米・1月FHFA住宅価格指数:前月比+0.6%(予想:+0.4%、12月:+0.3%)
・米・1月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+3.58%(予想:+3.80%、12月:+4.14%←+4.18%)
・米・3月リッチモンド連銀製造業景況指数:10(予想:10、2月:16)
・米・3月消費者信頼感指数:124.1(予想:132.5、2月:131.4)
★欧米市場のポイント
・110.08-69円のレンジ相場
・メイ英首相への辞任圧力が高まりポンドの重石
・米長期金利上昇と米国株の上昇がドルの支援材料
・米3月消費者信頼感指数が予想を下回るとドル伸び悩み
・VIX指数は16.33から14.68へ低下
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