★欧州市場朝方の取引では、107.00円と107.50円にオプションが設定されていることで、両サイドとも動き難い展開となった。なお、欧州株は軟調に推移した。米長期金利が再低下となったことを背景に、ドル売りがじわりと優勢となった。その後も、米長期金利が2.03%台に低下となったことを背景に、全般的なドル安地合いが持続した。また、欧州株は全面安となり、株安を嫌気した円買いも観測された。大きく動く材料に欠けていることで下押しも限界があり、NYダウ先物が持ち直しなどもあって、ドルが反発した。
NY市場入り後は小緩む展開となったが、107.40円近辺での押し目買い観測で強気地合いが再開し、ドル買いが優勢となった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると伸び悩んだ。米経済指標の発表などもなく手掛かり材料に欠けたことから、相場の方向感は出なかった。米国が対イラン追加制裁を発表するなど、地政学リスクの上昇や米中貿易協議への不透明感に、米国株の失速に連れてリスク選好の動きが後退した。引けにかけては動意も鈍く、手掛かり不足する中、こう着相場となった。
★欧米主要経済指標
・米・5月シカゴ連銀全米活動指数:-0.05(予想:-0.20、4月:-0.48←-0.45)
・米・6月ダラス連銀製造業活動指数:‐12.1(予想:1.0、5月:-5.3)
★欧米市場のポイント
・107.22-53円のレンジ相場
・6月独Ifo企業景況感指数は予想を若干上回る
・手掛かり材料に欠けたことで方向感のない相場
・G20 を控えて様子見ムードが強い
・トランプ米大統領が再びFRBを批判するも反応薄
・VIX指数は15.40から15.26へ低下
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