★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が持ち直したことにドルが支援され底堅さを維持した。なお、欧州株は前日比まちまちの展開となった。欧州市場では108.60円台と、アジア市場終盤から変わらずだった。一方NYダウ先物はプラス圏を維持し、米長期金利は2.07%台が続き、ドル売りは仕掛け難い展開だった。前日のECB理事会を終え、一旦様子見ムードとなっており、動意の薄い値動きとなった。米4-6月GDP速報値発表を控えていることから、狭いレンジ内で方向感を欠く展開が続いた。
米4-6月期GDP速報値が予想を上回る結果となったことを背景にドル買いが強まったが、上値での本邦輸出企業を中心とした売りオーダーに押さえられると一転ドル売りとなった。その後、クドローNEC委員長が『トランプ大統領は弱いドルを望んでいない』などと述べると、ドル買いで反応した。ただ、来週の中銀イベントを控えて徐々に様子見姿勢が広がり、108.70円を中心に小幅に上下した。週末を控えてポジション調整の動きとなり値幅が縮小した。
★欧米主要経済指標
・米・4-6月期GDP速報値:前期比年率+2.1%(予想:+1.8%、1-3月期:+3.1%)
・米・4-6月期個人消費速報値:前期比年率+4.3%(予想:+4.0%、1-3月期:+1.1%←+0.9%)
・米・4-6月期コアPCE速報値:前期比+1.8%(予想:+2.0%、1-3月期:+1.1%←+1.2%)
★欧米市場のポイント
・108.53-83円のレンジ相場
・英国の合意なき離脱を警戒したポンド売り継続
・米4-6月期GDP速報値を予想を上回る
・クドローNEC委員長発言でドル買い
・米財務長としてドル安政策を支持しない
・来週の中銀イベントを控え様子見姿勢広がり小動き
・VIX指数は12.74から12.16へ低下
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