FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 売買交錯のなかもみ合い相場!

 

★欧州市場序盤の取引では、一時124.01円付近まで上昇したが、124円台では再び上値が重くなった。なお、欧州主要株価指数は全面安で推移した。米長期金利は2.61%台で推移し、欧州株は全面安となるなか、利益確定の動きに全体的にドル売りが優勢となった。一時123.62円付近まで弱含む場面があったものの、その後は米長期金利の上昇などを支えに123.90円台まで切り返した。米FOMCの議事要旨の発表を控え、ドル売り先行後、米長期金利が2.65%台への上昇に伴いドル買いとなった。

 

アジア時間につけた高値124.05円手前で再び上値を抑え、米長期金利の上昇幅縮小とともに123.70円台まで押し戻された。欧米株相場の下落に伴う円買い・ドル売りが入り、戻りの鈍い展開が続いた。米長期金利が一時2.57%台まで低下したこともあり上値も限られ、123.70円台を中心にもみ合いとなった。米FOMC議事録を受け、ドルは乱高下した。概ね想定通りの内容で、金利低下にドル売りが強まったものの、押し目は金融引き締め加速を織り込むドル買いが支えた。

 

★欧米主要経済指標

・英・3月建設業PMI:59.1(予想:58.0、2月:59.1)
・ユーロ圏・2月生産者物価指数:前年比+31.4%(予想:+31.6%、1月:+30.6%)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は123.41-124.01円のレンジ

・欧米各国はロシアに対する経済制裁を強化

・インフレ圧力が継続するとの見方から独国債に売り

・米10年債利回りは一時19年3月以来となる2.65%台まで上昇

・米FOMC議事要旨は概ね想定通りの内容

・VIX指数は21.03から22.10へ上昇

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