★欧州市場朝方の取引では、リスク選好改善の流れが持続する中、ドル安・円安が優勢になった。ドル/円は前日比横ばい水準の115.05円前後」で小動きとなった。なお、欧州主要株価指数は堅調に取引をスタートした。欧州主要株価指数が全面高で推移、NYダウ先物も240ドル高に反発となる中、リスク選好の回復を受け、ドル安・スイス安・円安が持続した。リスク回避が改善されたことを受け、米長期金利が1.98%水準に上昇となったことで、115.16円付近まで上値を伸ばした。円売りと同時にドル売りが進んだ影響もあり積極的に買いを進める展開にはならなかった。
米中長期債利回りの上昇が一服するのを眺めながら、114.93円まで日通し安値を更新した。ただ、積極的に売り込む動きにはならなかった。重要な米経済指標の発表などもなく手掛かり材料に欠けたことから相場は大きな方向が出なかった。欧州地政学リスクが再び強く意識され、クロス円と共に円高に振れた場面では下押しした。米5年債入札の良好な結果を受け米長期金利が1.965%まで低下するとドル売りが優勢になった。ロシア軍の本格的なウクライナ侵攻に対する警戒感が高まる中、リスク回避の円買いが優勢になった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・1月消費者物価指数改定値:前年比+5.1%(予想:+5.1%、12月:+5.0%)
・ユーロ圏・1月消費者物価コア指数改定値:前年比+2.3%(予想:+2.3%、12月:+2.3%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は114.89-115.20円のレンジ
・欧米諸国は限定的な制裁にとどめて外交的解決の道を残した
・ウクライナ全土に非常事態宣言の発令を検討でリスク回避
・地政学リスクが再び意識され米国株相場も下げに転じた
・ロシアはいつでもウクライナを全面的に進行できる状態
・VIX指数は28.81から31.02へ上昇
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