★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の低下に伴って108.23円付近まで下げたものの、その後は買い戻されるなど下値は堅かった。NYダウ先物が反発、米長期金利も持ち直したことを背景にドルは底堅さを維持した。オマーン湾でタンカー攻撃との報道を受けて原油価格が急反発し、欧州株は全面高、NYダウ先物も上昇し、円売りが優勢となった。欧州株や日米株価指数も堅調に推移していることをながめ、欧州勢参入後から進んだドル買い戻しの流れが継続した。前日高値108.57円が意識されたことや、米長期金利が再び低下したことが重石となった。
米長期金利が一時2.09%半ばまで低下したことを受けてドルはじり安となった。ポンペオ米国務長官が『イランに責任』との米政府の判断を明らかにした。イランの反発は必至であり、中東の地政学リスクが更に高まることが懸念され米長期金利は2.08%台へ低下し、ドルはじり安となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・4月鉱工業生産:前月比-0.5%(予想:-0.5%、3月:-0.4%←-0.3%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.2万件(予想:21.5万件、前回:21.9万件←21.8万件)・米・失業保険継続受給者数:169.5万人(予想:166.0万人、前回:169.3万人←168.2万人)
・米・5月輸入物価指数:前月比-0.3%(予想:-0.2%、4月:+0.1%←+0.2%)
・米・5月輸入物価指数:前年比-1.5%(予想:-1.2%、4月:-0.3%←-0.2%)
★欧米市場のポイント
・108.23-53円のレンジ相場
・財政規律を巡るEUとイタリアの対立懸念根強い
・ロシア製の武器輸入で再び米国とトルコの関係悪化
・英党首選の第1回投票でボリス・ジョンソン前外相が首位
・米国は石油タンカーが攻撃されたのはイランに責任があると断定
・中東情勢を警戒し、リスク回避の円買い
・VIX指数は15.91から15.82へ低下
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