★欧州市場朝方の取引では、欧州株が全面安で推移したがリスク回避の動きは限定され、ドルは主要通貨に対して概ね前日比小幅高水準でもみ合い商状となった。
欧州株やNYダウ先物が大幅安で推移する中、リスク回避によるドル買い圧力が持続しドル全面高となった。その後も、米長期金利が2.83%台へ低下し、NYダウが200ドル前後の下落となっているものの111.20円台まで上げ幅を拡大した。米6月生産者物価指数(PPI)とコア指数ともに市場予想を上回ったことで111.30円台へ上昇した。しかし、中国が報復措置を検討との報道を受けると一時110.98円前後まで下落した。ドルの底堅さを確認すると再びドルが買い戻され、5月21日の高値111.40円を上抜けすると目先のストップロスを誘発した。NYダウが下げ幅を縮小し、米長期金利が2.86%前半の上昇を受けドル買いが継続した。一時112.17円まで上昇したが、米長期金利が低下に転じると伸び悩んだ。
★欧米市場のポイント
・110.98-112.17円のレンジ相場
・ECBの一部メンバーが2019年7月の利上げを予想
・米6月PPIが予想を上回る結果となり、FRBの利上げペース加速の思惑
・中国の報復措置発表も影響は軽微
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