★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物がマイナス圏へ沈んでいたことでじり安となった。なお、欧州株は全面安だった。欧州勢参入後、目立った動意は見られず、107.30円前後でもみ合い商状を継続した。なお、NYダウ先物は105ドル高の持ち直した。NYダウ先物が堅調地合いを維持、米長期金利も0.63%近辺に上昇となったことを受け、ドルが底堅さを維持した。
6月米消費者物価指数(CPI)は前年比で予想通りの結果となったものの、前月比やコア指数が予想を上回る結果を受け、107.40円付近でのもみ合いから下落推移の動きとなった。小安く始まったNYダウが持ち直し、250ドル超上昇するとリスク選好のドル売りが優勢となった。インフレ率の上昇にかかわらず、パンデミック感染再燃や景気への不透明感もあり、米長期金利が低下したことでドルのじり安が継続した。NYダウが上げ幅を拡大し、リスク選好地合いが継続し、ドルが軟調となった。NYダウが一時600ドル超上昇するとリスク選好のドル売りが優勢となったものの、日銀金融政策決定会合を控えて様子見ムードも強く、下値も限定的となった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・5月鉱工業生産:前月比+12.4%(予想:+15.0%、4月:-18.2%←-17.1%)
・独・7月ZEW景気期待指数:59.3(予想:60.0、6月:63.4)
・米・6月消費者物価指数(CPI):前年比+0.6%(予想:+0.6%、5月:+0.1%)
・米・6月消費者物価コア指数:前年比+1.2%(予想:+1.1%、5月:+1.2%)
・米・6月消費者物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.5%、5月:-0.1%)
・米・6月消費者物価コア指数:前月比+0.2%(予想:+0.1%、5月:-0.1%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は107.13-43円のレンジ
・英国とEUのFTA交渉が行き詰まるとポンド売り
・米国株の持ち直しとともに徐々にドル売り
・6月米消費者物価指数はコア指数が予想を上回ったが反応は限定
・ドル/円は日銀金融政策決定会合を控えて様子見ムード強い
・VIX指数は32.19から29.52へ低下
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