★欧州市場序盤の取引では、株高を背景にリスク選好によるドル安・円安が進展した。なお、NYダウ先物は170ドル高、日経先物も50円高に続伸した。欧州株が全面高で取引をスタートしたことを背景に、リスク選好のドル安が進展した。NYダウ先物が167ドル高、日経先物も60円高で堅調に推移する中、リスク選好のドル安・円安が交錯し104.00円前後で小動きが続いた。イエレン前FRB議長の指名承認公聴会での発言を控え様子見ムードとなった。
金融決算が予想を上回ったことが好感されNYダウ先物は200ドル超高となり、リスク選好のドル売りが強まった。しかし、米国株が伸び悩むとドル売りの勢いは後退した。次期財務長官に指名されたイエレン氏の公聴会を前に動きづらい面もあった。104.10円にはまとまった規模の売り注文が観測されているとの指摘もあり、アジア時間に付けた日通し高値104.09円を上抜けることは出来なかった。米長期金利が上昇幅を縮小したことも重石となりドル売りが優勢になった。イエレン氏が50年債の発行も検討するとの考えを示すと1.1%を一時割り込んでいた米長期金利が再び1.11%まで上昇したことでドルは下げ止まった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月経常収支:+246億ユーロ(10月:+256億ユーロ←+266億ユーロ)
・独・1月ZEW景気期待指数:61.8(予想:59.4、12月:55.0)
・米・11月対米証券投資収支・長期有価証券(株式スワップ等除く):+1492億ドル(10月:+519億ドル)
・米・11月対米証券投資全体:+2141億ドル(10月:-111億ドル←-104億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は103.82-104.04円のレンジ
・ドイツでは2月14日までのロックダウン延長
・米国株が伸び悩み欧州株の失速でやや円買い
・イエレン氏が50年債の発行の検討を示唆
・狭いレンジ内での値動きが続いた
・VIX指数は24.34から23.24へ低下
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