★欧州市場序盤の取引では、欧州株が高安まちまち、NYダウ先物は50ドル安に続落となる中、円買い戻しの流れが持続した。なお、米長期金利上昇は一服、0.70%台でもみ合い推移した。NYダウ先物が28ドル安で下げ渋り、日経先物も小幅反発となったが、調整的な円買い戻しの流れが持続した。ストップロスをヒットして下げ幅が拡大した。米長期金利が0.71%台に再上昇となったが、ドルの上値は限定されもみ合い相場となった。7月米耐久財受注額が良好な結果だったことを受けドル買いが優勢となった。
0.69%前半まで上昇幅を縮めた米長期金利を眺めながらNY勢が本格参入した後は、全般ドル売りとなった。米政府が南シナ海の軍事拠点化にかかわった中国企業への制裁を発表したことで地政学リスクの高まりを警戒した円買いも出た。27日のジャクソンホール会議でのパウエル米FRB議長のハト派講演への期待感からドル売りが優勢となった。米5年債の好調な入札を受けて米長期金利が0.71%から0.69%へ低下したことでドル売りが継続した。その後は、相場全般にドル売りの勢いが緩むと106.00円を挟んだもみ合い相場となった。
★欧米主要経済指標
・米・7月耐久財受注速報値:前月比+11.2%(予想:+4.8%、6月:+7.7%←+7.6%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比+2.4%(予想:+2.0%、6月:+4.0%←+3.6%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+2.4%(予想:+1.8%、6月:+3.8%←+3.3%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.92-106.46円のレンジ
・パウエル米FRB議長の講演を控えハト派的な内容への期待
・ジョージ米カンザスシティ連銀総裁のハト派発言でドル売り
・米政府が中国企業への新たな制裁を発表したことでドル売り
・7月米耐久財受注額が予想を大幅に上回る結果
・米5年債の好調な入札結果を受け米長期金利の低下でドル売り
・VIX指数は22.03から23.27へ上昇
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