FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ロンドンフィキシングを挟んで行って来い相場!

 

★欧州市場朝方の取引では、ドル/円は全般もみ合い商状となった。なお、欧州株は概ね前日比小幅高で取引を開始した。ドイツ購買部担当者景気指数(PMI)が低調な内容となり、ユーロ/ドルが弱含んだ影響でドルが小幅に押し上げられた。欧州株が伸び悩み、NYダウ先物や原油先物が軟調に推移する中、リスク回避によるドル高・円高が進展した。NYダウ先物が下げ幅を縮小したものの、リスク回避の流れが持続した。

 

NY原油先物価格が7%超下落したことで、資源国のクロス円が下落した影響を受けたことや、米長期金利の低下に伴う円買いとなった。ロンドンフィキシングにかけてユーロやポンドのほか各通貨に対してドルが強含みが、次第に対円でもドルの下支えとなった。その後は、米感謝祭の祝日と土日に挟まれた休日の谷間で、米国の多くの市場が半日取引とあって手控えムードが強まった。

 

★欧米主要経済指標

・独・7-9月期GDP改定値:前年比+1.1%(予想:+1.1%、速報値:+1.1%)
・独・11月製造業PMI速報値:51.6(予想:52.2、10月:52.2)
・独・11月サービス業PMI速報値:53.3(予想:54.5、10月:54.7)
・ユーロ圏・11月製造業PMI速報値:51.5(予想:52.0、10月:52.0)
・ユーロ圏・11月サービス業PMI速報値:53.1(予想:53.6、10月:53.7)

・米・11月製造業PMI速報値:55.4(予想:55.7、10月:55.7)
・米・11月サービス業PMI速報値:54.4(予想:55.0、10月:54.8)
・米・11月総合PMI速報値:54.4(10月:54.9)
・カナダ・10月消費者物価指数:前年比+2.4%(予想:+2.2%、9月:+2.2%)
・カナダ・9月小売売上高:前月比+0.2%(予想:0.0%、8月:-0.1%)

 

★欧米市場のポイント

・112.63-93円のレンジ相場

・11月独・ユーロ圏PMIが弱い内容

・英領ジブラルタルを巡る問題も浮上

・イタリアの財政懸念も引き続き相場の重石

・ロンドンフィキシングでユーロ売り・ドル買い

・NY原油急落で資源国通貨売り優勢

・VIX指数は20.80から21.52へ上昇

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