★欧州市場序盤の取引では、アジア市場の流れを引き継ぎ、リスク選好のドル安基調が持続した。なお、NYダウ先物は147ドル高、欧州株も堅調に取引を開始した。欧州市場では、ドル/円は103.40円台と動意の薄い値動きだった。欧州株やNYダウ先物は堅調地合いで、リスク選好的な円売りがドルをサポートした。対欧州通貨などでドルの買い戻しが進んだことに伴い、下値を切り上げた。米追加経済対策の進展や、それに伴う米国債金利の上昇、年末前のポジション調整、年末の特殊ドル買い需要などで、ドルの買い戻しが優勢となった。連休明けのNY勢の本格参入を待つ状態の中、米長期金利が上昇幅を広げたことでドル買いが強まった。
NYダウが一時310ドル超上昇したことなどをながめ底堅く推移した。米追加経済対策の成立で景気見通しが改善した。米長期金利の上昇に伴うドル買いとリスク選好の円売りに拍車がかかった。103.90円から104.80円には継続的にドル売り注文が観測された。16日高値103.92円が抵抗水準として意識され、103.80円割れまで水準を落とす場面もあったが、ドルの買い遅れ感も残るなかで下押しも限定的だった。
★欧米主要経済指標
・米・12月ダラス連銀製造業活動指数:9.7(予想:11.6、11月:12.0)
★欧州市場のポイント
・ドル/円相場は103.39-89円のレンジ
・トルコと英国がFTAを締結し年内署名の見通し
・英国勢不在で市場流動性が低下するなかポンドはポジション調整
・欧州市場では米追加経済対策の成立やワクチン接種開始でリスク選好
・2021会計年度の米連邦政府予算成立で政府機関の閉鎖を回避
・米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが優勢
・VIX指数は21.53から21.70へ上昇
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