★欧州市場の序盤の取引では、NYダウ先物が240ドル高に続伸、米長期金利も0.730%付近に続落となる中、ドルが全般弱含みとなった。欧州市場では、欧米株価指数の上昇基調でリスク選好のドル売りに振れ、主要通貨は対ドルで値を上げたことを受け、ドル/円はやや失速した。その後も、堅調な株価によるリスク選好で為替市場ではドル売りが継続した。全般ドル安が進む流れに沿って下値を試す展開になり、9月21日安値104.00円を割り込んだ。
NY勢が参入するにつれて下落圧力が強まり、再び104円を割り込むと下げ足を速めた。世界的な株価の上昇をは池にリスク選好のドル売りが優勢となったが、米長期金利が上昇に転じたこともあり、売り一巡後はやや下げ渋る展開となった。米長期の上昇もあって一旦下げ渋ったものの、米長期金利が0.788%前後で頭打ちになると戻り上値も重くなった。パウエル米FRB議長は最近の新型ウイルスの再流行に特に懸念を表明する一段のハト派姿勢を受けてドル売りとなった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・9月小売売上高:前月比-2.0%(予想:-1.5%、8月:+4.2%←+4.4%)
・英・10月建設業PMI:53.1(予想:55.0、9月:56.8)
・米・先週分新規失業保険申請件数:75.1万件(予想:73.5万件、前回:75.8万件←75.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:728.5万人(予想:720.0万人、前回:782.3万人←775.6万人)
・米・7-9月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+4.9%(予想:+5.6%、4-6月期:+10.1%)
★欧州市場のポイント
・ドル/円相場は103.39-104.46円のレンジ
・英中銀金融政策委員会では政策金利据え置き
・資産買取プログラムを1,500億ポンド拡大し8,950億ポンド
・米大統領選の結果が近く判明するとの見方が広がるとリスク選好
・大統領と議会の多数派が異なる議会のねじれが続く見通し
・VIX指数は29.57から27.58へ低下
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