★欧州市場序盤の取引では、リスク先行のドル安圧力が持続した。ドル/円の戻りも鈍く前週末比小幅ドル高水準の103.48円前後でドルが伸び悩んだ。なお、NYダウ先物は380ドル高で推移した。欧州市場では一時103.60円付近まで上昇したが、その後は失速し足元は103.50円台でのもみ合いとなった。欧米株高を背景にリスク選好ムードが広がりドルと円は売り買いが交錯し、方向感に乏しい展開となった。欧州株の強含みやNYダウ先物の上げ幅拡大が好感され、全般的にリスク選好的な円売りの流れとなった。米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンは第3相試験の中間解析で90%の有効性があると一部通信社が伝えたことでNYダウは840ドルまで上昇しドル買いが優勢となった。NYダウが1500ドル超上昇したことで円は全面安の展開となった。
目先のストップロスを継続的に巻き込みながら105円まで買い上げられた。米国株高・円安の流れが継続した。米長期金利は一時0.94%台まで急伸したことも相場の支援材料となった。NYダウは一時1600ドル超上昇した。その後は、リスク選好の円売りは一服するも、米長期金利の急伸でドル買いが継続して高止まりする展開となった。米国株・米長期金も上昇が一段落したものの、高値圏の105円半ばでもみ合いとなった。
★欧米主要経済指標
特になし
★欧州市場のポイント
・ドル/円相場は103.43-105.64円のレンジ
・バイデン前副大統領の勝利が確実となりリスク選好
・新型コロナウイルスのワクチンの有効性の報道
・リスク選好の動きが加速し株高・金利高の展開
・VIX指数は24.86から25.75へ上昇
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |